ギャラリー モリタ 森田俊一郎 × 株式会社TODOROKI 井上雅也 × MIC工房 前田勝利 × 八尋由紀社長
アートを合言葉に踏み出すSOGOの新たな一歩

一般の人と本物のアートを繋ぐアートフェア
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井上さん
森田さんは、日本のアートの状況に危機感を抱いていますが、僕はそこにポテンシャルを感じています。日本ではプロ野球の試合を観に行く人よりも、美術館に足を運ぶ人の方が多い。でも、マーケット規模は、アートはプロ野球と比べものにならないくらい小さい。そのギャップを埋められるとマーケットがすごく拡がります。
森田さん
そこで大きな役割を果たすのが、アートフェアです。
八尋
森田さんと井上さんはアートフェアアジア福岡(AFAF)の理事も務めていらっしゃいます。
井上さん
AFAFには2018年から関わっています。アートは買っていただくことが大事なのですが、「最初にアートギャラリー」って敷居が高いじゃないですか。でも、アートフェアを一般の方でも訪れやすい場所にすれば、アートマーケットへの第一歩を踏み出しやすいのではないかと思ったんです。その仕組みづくりを、私たちの会社、TODOROKIが行っています。


八尋
その成果も、着実に出ているようですね。
井上さん
私が関わり始めた2018年ごろの福岡のアートフェアは、出展するギャラリー数は37。来場者はおよそ約2600人、フェア全体の売上は3000万円ほどでした。現在のAFAFは、出展ブース数は100を超えていますし、来場者は約1万5000人。そして、売上は約3億円になりました。
前田さん
来場者が1万人も増えているんですね。
井上さん
そのプラスされた1万人の方々の中には、休日のイベントとしてアートを楽しむために来ている一般の方々も多くいます。そんな方がひょんなことからアートを買って、コレクターの道を歩み始めるかもしれない。だから、アートフェアってすごく大切な場所だと思っています。アートフェアでは、アーティストだけではなく、ギャラリーの方が作品の解説をしてくれます。それが作家性を理解する助けになる。来たときは買う気はなくても、作家の哲学に共鳴すると、作品を手元に置きたくなるんですよ。